菊五郎・菊之助 役者のことば

2015年6月10日 「はや六月…」尾上菊五郎

やいもので今年も半分が過ぎようとしております。

今月は歌舞伎座に出演しております。

昼の部は『通し狂言 新薄雪物語』の「花見」で奴妻平、「詮議」で葛城民部を演じております。

妻平は考えすぎてはだめで、面白いと思って演じています。お芝居の発端ですのでお客様を引き込み、後の場面に繋げていけるようにしたいと思っております。

民部は捌き役です。物分かりのいい人で、気分の良いお役ですが…妻平から民部に変わるのに忙しい思いをしております。

夜の部は「夕顔棚」の婆で初役です。

暑い季節にピッタリの舞踊劇です。お年寄りが若者に誘われ一緒に踊る。高齢化した現代だからこそ、こうした賑やかさを感じて頂きたいと思います。

私7月~9月は歌舞伎公演への出演はお休みでございます。しばらく舞台から遠ざかりますので、今月、是非ご観劇下さいませ。