菊五郎・菊之助 役者のことば

2013年4月12日 「歌舞伎座杮葺落公演」 尾上菊五郎

歌舞伎座新開場「杮葺落四月大歌舞伎」の初日から10日になりました。

二か月のお休みの後で、ようやく芝居のペースに体が慣れ、楽屋等の使い勝手も良くなってきたところです(笑)

今月は二部の「弁天娘女男白浪」で弁天小僧菊之助を、三部の「勧進帳」で富樫左衛門を演じております。弁天小僧は閉場の折にも勤めました。あれから3年、 70歳になりこのお役を勤めた役者さんはいらっしゃらないと伺っております。とにかく、[小僧]に見えるように胸を張り、背筋をピンと伸ばし若々しく見せたい!これが一番です。

これは三部の富樫でも同じで、真横からお客様から見られている訳ですから余計です。

3年間、歌舞伎座開場を待ちわびて下さっていた皆様に連日たくさんご来場頂いております。

1年間続く杮葺落公演の間だけではなく、その後も皆様に歌舞伎を愛して頂くため、より気を引き締め一層精進して参る意気込みでございます。頂いたお役を全身全霊で演じ、皆様に楽しんで頂ける舞台を作って参りたいと思っております。

今後ともよろしくお願い申し上げます。